盲学校の子供達にダンス?

 松本盲学校で、ダンス授業を開講することになりました。

 なんとか目の不自由な子供達にも、踊る楽しみを伝えたい一心で引き受けました。

 障害者運動指導者の資格を持っている小林理事長が、試行錯誤しながら、思いの伝わる限り教えました。

 また、盲学校の教職員の方々にもご協力いただき、二人三脚になってサポートしてくださいました。

 子供達は目が不自由な分、耳で聞き取る能力の優秀さと感性の豊かさがあって、それに驚かされ、集中力と真剣さは人並み以上に優れており、あっという間にカウントが取れて踊りだすのです。

 全6回の最終日を迎え、2曲を完成できたのは、先生方の熱心なサポートと子供達も真剣さがあってのことでした。

 最終日に、市民タイムスの方が取材にいらしていましたが、授業風景を見て、完璧に踊る子供達を見て、ビックリすると同時に勇気を貰ったそうです。

 授業の最後に、生徒全員から手紙を貰いました。

 点字は先生が訳してくださって、思わず涙がこぼれ、泣いてしまいました。

 感動を与える側が、逆にいっぱいの感動をいただきました。